美肌と言えばビタミンです。中でもお肌に良いのはビタミンB群で、8種類あります。それぞれに特性や働きがあります。それぞれを1つだけとるよりも、バランスよくとる方が効果的と言われています。
なぜなら、ビタミンB群はそれぞれが補いあって作用するという性質があるためです。
Contents
ビタミンB群の種類と働き
☆ビタミンB1
糖質がエネルギーに変換されるときに必要なビタミンです。ビタミンB1が不足すると、いくら糖質を摂取しても体内でエネルギーとして変換されず、疲労物質に変わるため疲れやすくなります。だるくなったり、倦怠感が強くなります。また、アルコールを分解する働きもあるため、普段からアルコールを摂取する方は意識的にとるようにしましょう。
<ビタミンB1が含まれる主な食材>
玄米、あわ、麦、ひえ、そば、豚肉、牛ひれ肉、鶏レバー、うなぎ、いりごまなど
穀物の胚芽に多く含まれ、豚肉やうなぎ、いりごまなどにも含まれています。
☆ビタミンB2
皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンです。不足すると、口内炎や皮膚炎などを引き起こします。また、糖質やたんぱく質、脂質などが体内へ変換されるときに必要になるビタミンです。特に脂質と密接に関わっているため、ビタミンb2が不足することで脂質をとったときに燃焼されずに肥満の原因となるので、ダイエットの際には注意して摂りたいビタミンですね。さらに、老化の進行を抑える効果もあります。
<ビタミンB2が含まれる主な食材>
牛レバー、豚レバー、納豆、鶏卵、ぶり、さんま、牛乳、アーモンドなど
動物性食品に多く含まれます。
☆ナイアシン
3大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質からエネルギーを作り出し、アルコールを分解します。また、皮膚や粘膜が正常に維持されるように助ける働きもあります。血流も良くするため、冷え性や頭痛の改善、二日酔い予防にも効果的です。
<ナイアシンが含まれる主な食材>
たらこ、鰹、豚レバー、牛レバー、真さば、ぶり、舞茸など
☆ビタミンB6
たんぱく質を合成するビタミンです。たんぱく質は体内でアミノ酸に分解された後、再び体が必要とするたんぱく質へ合成されます。この際に必要になるのがビタミンB6です。不足すると、皮膚炎、口内炎、貧血などが起こることがある。
<ビタミンB6が含まれる主な食材>
牛レバー、にんにく、さんま、バナナなど
☆ビタミンB12
赤血球のヘモグロビンの合成を助ける働きがあります。葉酸と赤血球の形成や再生をサポートします。不足すると、皮膚炎、筋力低下、悪性貧血などが起こることがあります。
<ビタミンB12が含まれる主な食材>
しじみ、牛レバー、あさり、鶏レバー、豚レバー、さんまなど
☆葉酸
お腹の赤ちゃんの発育、発達を促します。また、たんぱく質の代謝に関わり肌のターンオーバーを促してくれる効果があります。ビタミンB12とともに働き、造血を助けます。
<葉酸が含まれる食材>
菜の花、枝豆、ほうれん草、からし菜、レバー類など
☆パントテン酸
パントテン酸はエネルギーを生み出し、ストレスの抵抗力をつけるのに欠かせない成分です。
<パントテン酸が含まれる食材>
レバー類、鶏もも肉、納豆など
☆ビオチン
皮膚炎を予防し、抜け毛や白髪、脱毛などを予防するビタミン。糖質や脂質、たんぱく質の代謝を助け、体内でアミノ酸からブドウ糖を作るのに必要な栄養素です。
<ビオチンが含まれる食材>
レバー類、いわし、落花生、卵など
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